クラウド・ファンディングからアート×IT ネタ、アート・マネジメントの初歩まで:2011 年の人気エントリ 20 選

さてさて、新年のご挨拶に続き 2011 年アクセス数が多かったエントリたちです。
最近このサイトを知ってくださった方も多いみたいなので、時期を逸していますがランキングを掲載してみました。

内容は大きくわけて
・クラウド・ファンディング系
・アート×IT系
・アートその他
な感じ。

もう書かないような数年前のネタも何度も何度も検索されてアクセスが集まるって、ブログのいいところ(&ちと恥ずかしいところ)だなーと思います。
では、どうぞー。

arts marketing.jp 2011 年人気エントリランキング

No.1: (10.28.2011)
【発表資料/まとめ公開しました】10.25 開催クラウド・ファンディング勉強会
2011 年ダントツのヒット・エントリはこちらでした。最初にツイートやブログで紹介してくださったイケダハヤトさん本当にありがとう! こちらに貼ってあるプレゼン資料は、昨年夏にクラウド・ファンディングについて連続エントリをしながら発見し、考えをまとめていったものの一応の集大成で、「クラウド・ファンディングは従来の支援の WEB 版にとどまらない」という主張をゲーム化にからめてみました。でも、既に自分的には少し古い感じもしていて、早晩アップデート、もしくは新しい視点でのまとめをしていければなと思っています。

No.2: (8.11.2011)
WEBで数万ドル集めるアーティストたち
クラウド・ファンディングは、基本的には「プレ・オーダー」形式、つまり「(市販されていない)これを作りたいので、予約してください」タイプのプロジェクトが”大成功”をおさめやすいと言われています。”支援者”は、支援というよりはその「もの」が欲しいので、購入代金を支払う感じでお金を払う。なので、その「もの」さえアイディアにあふれ需要があるものであれば、目標額を超えてもどんどんお金が集まるわけです。では、そうではないもの(CD 等作品を作りたいというアーティスト等)はクラウド・ファンディングは向いていないのか? いえいえ、そういうアーティストでも大成功している例はあります。その秘訣は?というエントリ。

No.3: (9.28.2010)
アート・コレクター夫婦の物語『ハーブ&ドロシー』
2010 年のエントリです。こちらは、アート× IT 関連ではない純粋に映画紹介エントリですが、検索で上の方にくるみたいで、いまだにアクセスがあるんですね。このブログは基本的には映画紹介とかしないので、珍しい部類のエントリなんですが、、しかし、この頃は、まさか『ハーブ&ドロシー』の映画の続編がクラウド・ファンディング・サイト(Kickstarter)を使って資金調達し、それを通じて自分も支援し、最終的には監督に取材することになるなど思ってもみませんでした! というわけで、なにか不思議な縁を感じてます。

No.4: (4.15.2008)
東京ガールズコレクションにあって、CHANELになかったもの
なんと、2008 年のエントリですよ。そして、昨年も一昨年も年間の人気アクセス・ランキングに入っとりました。東京ガールズコレクションで検索する人が多いのかなあ。。まあ、退職したてのときのエントリでまさか大学院に入ってアート・マネジメントを学ぶことになるとは夢にも思ってない時期のエントリでなんともかんとも( ゚д゚) あまりにも浅くてちょっと恥ずかしかったりw でも、お金とコミュニティって今の関心時でもあるので、改めて読んでなかなかヒントになることがあったりしました。

No.5: (1.21.2009)
現代アートが難解かつ高額な理由~「現在のアート界のルール」その1
はい、これも 2009 年の。。大学院に入る直前でいろいろこのあたりのことを勉強してた頃の一連のエントリのひとつ。「価値=価格」「価格を決めるのはインフラたる言語(英語)」などなど、金融マーケットとしてのアート・マーケットについての超超初歩のメモ書きみたいなもんですが、自分自身が忘れてたので改めて読むとなかなか勉強になりました(おい)。この頃に比べ、アートの流通の仕方もまさに WEB も通じて少しずつ変化見られてきていると思うので、その視点からまた読みなおすと面白いんだろうなとちょっと思ったり。

No.6: (9.1.2010)
「芸術」で仕事をしていくこと
ブログを書いているとごくごく稀に「書いてよかった」と思うエントリがあるんですが、これはそういう種類のエントリ。アート・マネジメントの大学院に入ってはみたものの「やべーアートで仕事なんてできねー」と苦悩(苦笑)した自分を励ますような内容なんですが、これに共感してくれたアート関係の方が意外に多く、書いてよかったなあと思いました。そして、今でも「芸術 仕事」といった検索ワードで訪れる人が多く、芸術に関わる仕事をしたい(けど…)という人たちがどれだけ多いかというのを感じます。

No.7: (8.9.2011)
Kickstarter は2年でどれだけクリエイターを助けたか
クラウド・ファンディング関連最初のエントリです。この時点でも Kickstarter はかなりの成長率と実績があったのですが、この後 2011 年後半にはさらに急成長を遂げています。そのあたりは「半年で急成長する Kickstarter (1)――100 万人が 1 億ドルの支援」にまとめていますので、合わせて読んでいただけると比較ができるのではないかと思います。Kickstarter に関しては、今回のサンダンス映画祭出品作品の約1割が Kickstarterで資金調達したもの等確実に「クリエイターを助ける」インフラとなりつつあると思います

No.8: (1.8.2010)
グルーポンとミュージアム・劇場
ぐるーーぽーーーーーん!!! ちょうど 1 年前のエントリ。そう、グルーポンおせちから 1 年です。たった 1 年ですよ。もうだいぶ昔のことに思えますね。日本ではイメージ的にミソがついてしまったようにも感じるグルーポンですが、本国では昨年末に上場し、ミュージアムや劇場のこういった取り組みも普通に行われているみたいです。(たまたま、昨年末どこかのミュージアムのキャンペーンをみました)で、Kickstarter 型クラウド・ファンディングはフラッシュ・マーケティングと仕組みは一緒なので、このあたりの比較もほんとはしたいんですよね。

No.9: (8.9.2010)
『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』と”I amsterdam”
こちらも映画を取り上げた珍しいエントリ。「パブリック」という言葉は最近よくとりあげられますが、優秀なキャンペーンで「住むことに誇りをもつ市民が集まる街」を作り上げたアムステルダムが、そのコインの裏ではまさに「誇りある市民」によって国立美術館の改修が頓挫していた、、、ということを書いてみました。
ちなみに、このエントリを書いた 2010 年よりも「I amsterdam」という言葉で検索してくる人がとても多くなっているなというのが実感としてあって、「プライドある街」とは今の関心事なのだろうなと思います。

No.10: (8.26.2008)
アートマネジメントの意味と歴史~アートマネージメントってなあに?<1>
大学院の入試勉強をしていた頃のエントリ。勉強のまとめとして書いていました。このシリーズや、アーツ・マーケティングの初歩をエントリし続けたもの等 2008 年はわりと「アート・マネジメント」関連のエントリが続いています。(そして、そういったキーワード検索できてくださる方が本当に多いです)
しかし。院を修了した今も、「アート・マネジメントとは」という深遠なる問いは続行中なのですわ!

No.11: (8.12.2010)
Kickstarter 成功/失敗データからみる「新しさ」
これは、独自で集めたデータを検討していくことで「クラウド・ファンディングは、見返りを購入したいという欲求を満たすプロジェクトがより大きな成功をおさめるのだ」「だから、通常の寄付や支援と違い、一人で何十、何百もの見ず知らずの人がやってるプロジェクトに”支援”する人があらわれるのだ」という発見をした最初のエントリなので、自分の中では超重要です。今は「それだけじゃない」ということも指摘したいわけですが、でもこのことに気づいたことはクラウド・ファンディングの可能性にハマる第一歩でした。

No.12: (9.14.2010)
アーティストへの投げ銭システムは成功するか?――”Art Micro-Patronage” の場合
クラウド・ファンディングと似ているけど非なるもの「投げ銭」。これは、アートに関心のある人たちからの反応がわりとあったように記憶しています。このエントリにも書いていますが、やっぱり「投げ銭」は現代アートにはあんまりあってないんじゃないかというのが今でも思うこと。(音楽やダンスのライブ配信とかはあってる気がします)
このサービスは2ヶ月遅れで開始していますが、うーん苦戦しそう。ただ、WEB で投げ銭させるやり方は洗練されており、参考になります。

No.13: (9.26.2010)
マイクロ・ファイナンスからクラウド・ファンディングまでの変遷
「クラウド・ファンディング」まわりのワードを一度整理しておこうと思って書いたエントリ。マイクロ・ファイナンスとクラウド・ファンディングはまったく違うものなんですが「マイクロ・ファンディング」とか「ソーシャル・ファイナンス」とか、言い方が統一されていないことからの誤解もおきやすい状態なので。。自分自身、勉強になりました。実際、ファイナンス系の方々の関心も(もちろん)とても高い分野なので、意見交換できるぐらいはちゃんとファイナンスの基本ぐらいは学ばないとんなーと思ったきっかけでもあります。

No.14: (3.20.2010)
1週間後の備忘:芸術は世界と人間の可能性の扉だと信じること
震災後に書いたエントリ。ただ、この時はまだ自分の中で原発への認識が甘く、あまりにも牧歌的だ、と感じるの正直なところ。でも、無理に焦って、自分をなくすのだけはやめよう』『「今すぐできること」に没頭するあまり、本当に「私がやるべきこと」をないがしろにしてしまうのは長い目でみて、自分に対しても社会に対しても得なことではない』という考えは今も変わっていない。「やるべきこと」といわず、「(本当に心の底から)ぴんとくること」と言い換えてもよいとすら最近は思います

No.15: (2.14.2011)
Google Art Project に人々はどう反応したか? その1
これも約1年前ですねえ。。Google が突然に「Google Art Project」を発表したのが 2011 年 2 月 1 日のこと。発表当初はけっこう話題になっていたと思いますが、その後特に追加ミュージアムがあるわけでもなく粛々とサイトは存在している、という感じ。とはいえ、このプロジェクトが最初うちあげただけ、とかぽしゃったとかそういうのではなくて、Google 的には世界の情報を整理することのごくごく一部の実践であり、長いスパンで粛々と進んでいき、気づいたときには Google マップから美術館の中に入り作品をみるなんてことも普通になってくる時代がくるのかも。また、このプロジェクトは、ミュージアム経営と IT、アートの見方等の大きな転換期となったと思います。

No.16: (12.1.2011)
【前編】『ハーブ&ドロシー』の佐々木監督に Kickstarter での資金調達の話を聞きました~プロジェクトはどう進んでいったか
昨年 12 月に書いた直近のエントリ前編。佐々木さんへのインタビューは、私にとって「クラウド・ファンディングの意味と可能性とは」を改めて考え、新しい切り口を与えてくれるきっかけとなりました。また強い想いとその姿勢にすごく刺激も受けました! クラウド・ファンディングといえども、システムに乗っけたからって自動的にお金が集まってくるはずもなく、そこには大変な努力が必要なこと、しかし、真摯に取り組めば資金以上のものを得ることができる可能性があることが、このエントリから伝わればうれしいなーと思います。

No.17: (2.19.2011)
【プレゼン資料紹介】SOCIAL MEDIA WEEK ミュージアム関連セッション
いまや日々いろいろなところで、この手のセッションは行われており、動画やプレゼン資料が公開されていて、そういうのをブログで紹介することを考えていた時期があり、その第一弾として書いたエントリ。
んがしかし、こういったイベント、セッションがあまりに多いので断念しました(笑) 一部 Tumblr にためているのと、Facebook でとりあえずリンクだけでも貼ってためていければなと思ってますー

No.18: (11.14.2011)
半年で急成長する Kickstarter (1)――100 万人が 1 億ドルの支援
先程も紹介しましたが、昨年 10 月時点での Kickstarter の実績を 3 ヶ月前、半年前と比較して紹介しました。昨年春以降大躍進しているのがわかるかと思います。最終的に Kickstarter は 2011 年年間で合計 $99,344,382 の支援をしたんだとか。2010 年が $27,638,318 なのでざっと前年比 360%! WOW ということで今年も個々のプロジェクトとしても、ポータル全体としても共に追っかけていきます。なぜ、Kickstarter だけがこれほどまでに成功しているのかも気になるところですねー。

No.19: (9.21.2011)
あのミュージアムのスコアはいくつ?――Klout からみる WEB コミュニケーション・スタイル(1)
WEB での影響力を測る指針として広まってきている Klout スコアを元に、ミュージアムごとの WEB コミュニケーションをみてみる、みたいなことをしてみました。なかなか面白く、続けて調査してみたかったんですが、途中で Klout スコアの算出方法?が変更(たぶん)になり大幅にスコアが変わるという悲劇がおきました(笑)。評価を厳密にしていくために、スコアを是正していくことは今後もあると思うので、なかなか時間経過で追って分析するのは難しいなーと思っているところ。でも、こういう(少々乱暴でも)ある指標でカテゴライズしていくと見えることもあるので、また時期をみてやってみたいです。

No.20: (8.15.2011)
美術館とソーシャル・メディアのすてきな事例(1)
(1)と書いてますが、これはまだ(2)がありまへん(笑)。昨年後半はクラウド・ファンディング一色になってしまったんですが、そもそもは私は「アートを(WEB を中心にして)伝えること」に関心があって大学院に進んでますし、美術館のソーシャル・メディア活用方法に関しても少しずつ需要が高まっていってるのは感じますので、この手の話題はライフワークとして常に追っていきたいと思ってます。

以上、ほとんど自分の振り返りみたいになっちゃいましたが、、、
今までこんなエントリを書いていて、これからも多少は傾向は変われど書き続けていければよいなと思ってます。今年はどんなエントリがどのくらいかかれることになるのやら。
今週中に一度アップしたい! がんばります

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