女性よ、恋人と劇場へ出かけよう!

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ブログなぞ書いてるヒマはない!
と思いながら、ちょっと面白かったのでたたたっと書きます。
読みづらいところあったらすんません。

※ ※ ※

日本とアメリカそれぞれで調査された「属性・ジャンル別文化の消費度」みたいな結果を眼にした。
各調査をそれぞれ別の文脈で別のタイミングで読んだので、その時はなにも思わなかったんだけど、
先日ふと、あれ、そういえば、と思って両調査を並べて見返してみると、面白い傾向が。

その調査は、学歴や収入、住んでるところや芸術のジャンル別に、どんな属性の人がどんなものをどのくらいの%で鑑賞しているか?ということを調べたものなんだけど、日米の差がくっきり出ていたのが「性別」。

まず、アメリカ。

arts museum theater classical music
男性 34.4 14.6 14.2
女性 35.5 16.8 16.8

(%)※97 年米国芸術基金調査

美術 演劇 クラシック音楽
男性 17.4 9.9 5.4
女性 24.7 21.5 10.7

(%)※96 年社会生活基本調査(総務省統計局)

ジャンルの差とかはここではおいておきます。
アメリカに比べ、日本って、性別の差が大きすぎやしません?
どのジャンルもほぼダブルスコアで女性が高い。
アメリカはどれも若干女性が上回っているけど、ほんと「若干」程度。

  特に日本女性の演劇の高さにはびっくりしたけど、
これはもしかしたら、ジャニーズ系舞台や宝塚、あと『テニスの王子様』的なものが牽引しているのかなあとおもふ。
この調査自体は10年前なので、『テニスの王子様』はなかったけど(笑)
この5年くらいで、ジャニーズの東京グローブ座の買収を筆頭に大手芸能プロの演劇分野参入は活性化しているそうなので、もっとこの傾向は顕著かもしれないなあ。

これって・・・
まあ、いろいろ要因はあるんだろうし、
これ以上の資料もデータもないので、ここからは想像で書くけど、
たしかに、海外の劇場に行った時感じるのは、「カップルやご夫婦、ご家族できている人が多いなあ」ということ。
総じて、男性比率も女性と同じぐらいになる。
それにひきかえ、日本では、演目によるけど女友達同士できてそうだなあ、という舞台が多い。
バレエやミュージカルなんかは顕著ね。

海外にせよ国内にせよいっぱい行ってるわけじゃないし、ほんと感覚なんだけど。

ロンドンのウエスト・エンドに「マンマ・ミーア!」を観に行った時。なんとなく男性率高くないですか?

ロンドンのウエスト・エンドに「マンマ・ミーア!」を観に行った時。なんとなく男性率高くないですか?

それの理由はふたつか。

  • ひとつは、「ジャニーズ系舞台や宝塚、あと『テニスの王子様』的なもの」と書いたように、明らかな女性ファンターゲットな舞台が多いような気がする。
    しかも、売上や動員数を牽引してそうなここあたり。
    (今思い出したけど、劇団四季だって、やっぱり女性が多いし、各俳優につく女性ファンがリピーターになっているような気がする。)
  • プラス、やっぱり根本的に「ゲイジュツカンショウ」って女性のものという感じがまだまだ大きい。
    だからなのかよくわからないけど・・・
    何かを観に行こう!という時、美術館でも、舞台でも、クラシックでも、
    彼氏ではなく、そういうのが好きな女友達を誘う傾向にあると思う。
    映画は彼氏だけど、それ以外は女友達。

私も彼をミュージカルに誘うには年数を要した。(笑)
バレエなんかはまだ誘えない。
なぜって・・・

  • よく知らない人にとってはつまらなくてつまらなくて仕方がないリスクが高い
  • リスクのわりに価格が高すぎ
  • そして拘束時間も長い

このへんが強力なストッパーになってしまう。

(このあたりのリスクを徹底的に緩和したのが、安価・短時間のラ・フォル・ジュルネなんすね)

つまり、その根底にあるのは「男って、こういうのつまらないと思ってるでしょう・・・?」という女性側の想い(偏見)もあるし、
実際、男がバレエだのミュージカルだのとか観るのはカッコワルイ、女々しい、という通念のような気がする。
女性は、芸術鑑賞することも一個のステイタスというか、いい趣味というか、そういうふうなところもあるんだけど、(だから、よく知らなくても誘われれば行ってみたりするモチベーションはあるのね)
男性には、そういうステイタスってあんまりない気がする。
ミュージカル知ってるからモテ、とかってないし。(むしろ逆っぽい)
それは、男性だけの問題ではなくて、
ミュージカルとかバレエとか超詳しい男とかってどうよ?という女性の偏見もありやなしやなのではないかしら。

パリ・オペラ座

パリ・オペラ座

翻って、じゃあアメリカはどうなんだろうなあと思う。
アメリカに住んでないから、実際のこの感覚はよくわからないけど、
調査上、男女の差はほとんどないのだから、日本のこの感覚とは別のものがあるのだと思う。
いつか、機会があったら、アメリカ在住男女にきいてみたい。

あと、日本においては、映画鑑賞との差、ね。
東宝がやっている「夫婦50割引」だったか、
どちらかが50歳以上のカップルだと二人で2000円、というやつ、
あれは好評かつ効果があったようで、期間限定のキャンペーンだったのが、恒常的なシステムになったんだそうだ。
このキャンペーン自体はシニア層を牽引するのが主たる目的だったとは思うけど、
同じカップル割を、男性牽引の目的で美術館だの舞台だのでやったらどうだろう?と思う。
美術館はもしかしたら増えるかもしんないな。
値段と、あと、つまんなくても拘束時間がわりと少ないし。
男性といって美術展が安くなるっていうきっかけ、言い訳があれば、私、彼誘っていくかもしんまい。
でもなあ、バレエとかはやっぱなあ・・・(笑)ぶつぶつ

しかし、昨年だったか、初めてミュージカルに彼を誘って、
それ以来、「えー、ミュージカルとかみないよー」と言ってた連れがミュージカルも観てくれるようになって、話もできるようになって、
それはなんというか、私にとって嬉しいし、よいことだったからな。
「つまんないかもしんない」とか「わからないよ」とか、
そういう心理的障壁と、それをさらに高くする物理的障壁をどこまで下げられるかが、
男性牽引のポイントとなるでしょう。

まあ、営利なマーケティング的には、「効果が薄い層にはコストをかけなずにきる(ターゲティング)」という選択をとることが正解にされがちなんですが
その結果が、金を出す層からしぼりとる悪しきマーケティングの横行にもなっているわけだからね。
それにやっぱり、アメリカでは男性も女性と同率に楽しめているのだから、
日本の男性が楽しめるチャンスも、もっともっとあるわけだし、楽しんでほしいですよ。うん

というわけで、まずは女の私から、男性を誘ってみることに積極的になってみよう。
そして世の女性の皆さん、隣の彼氏(夫)を、あなたの好きなあの舞台、あの展覧会に誘ってみましょう!

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