ホイットニー美術館のTwitter Tour

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昨日、ホイットニー美術館のガイドツアーに参加した。

・・・といっても、ツイッター上での話。

2010 WHITNEY BIENNIAL ONLINE TWITTER TOUR

今、ホイットニーで開催されているWHITNEY BIENNIALをツイッターでガイドしますよというイベント。
本イベントのパートナーは現地のパブリック・ラジオWNYCで、こちらで一般参加者8名を募集
彼等がキュレーター他関係者と実際に美術館をまわりながら、その様子を逐一ツイッターをはじめ、Facebook、Flickrなどで発信していく。
それらを通じて、世界中どこにいてもガイドを体験できる、、というわけ。
参加者は自由に写真をとってよくて、ホイットニーは基本的に撮影NGなため、それも画期的だったみたい。

whibi02

↑元ページ

実際のツイッター上の様子はこちら。(ハッシュタグ#whibi)

ガイドした参加者たちのツイートはまとめてこちらで見られる。

開催されたのは現地時間23日の14時30分から。(日本時間24日の3時30分!)

何で知ったのか忘れたけど、何日か前にこのイベントを偶然知り、
どのような感じになるかさっぱりわからなかったこともあり、ツイッター上で参加(というかずっと流れるタイムラインを見ていただけだけど)してみた。眠かったけど!
ツアーの所要時間はおよそ1時間半でした。

下記、思ったことをずらずらと羅列。

■まず、すごい不思議な感覚。あたりまえだけど、静かで地味だし(笑)。

■モバイルで文字をうって、写真を撮影・アップロードでしてツイッター投稿するのは、わりと大変。だから、それほどちゃんとフォローされるわけではない。
特に英語で140Wordは日本語よりだいぶ少ない文章しか入れられないと思うので、ひとつひとつのツイートに含まれる情報は濃くない。

■「なんで、UST配信しないの?」「これは終わった後の編集されたビデオがみたいかも・・・」というツイートもあったが、ほんとに動画が入れば全然違う面白いイベントになると思う。
(素晴らしいが、同時に見苦しいイベント・・なんてツイートもあった)
ただ、UST配信した方がわかりやすい、、というのはミュージアム側もわかっていることだろうから、
もしかしたら、なんらかの意図(もしくはなんらかの障壁、事情)があってやらなかったのだろうな。

■とはいえ、これはこれで面白かった。
なにが興味深く感じたかって、もはやこのツアーをツイッター上でみている人は、作品を見るということにほとんど意味はないってこと。
だって、スマートフォン等からの荒い画像しかないのだもの。

■でも、ミュージアムのガイド・ツアーという、かなり限られた人数のしかももちろん地理的・時間的制約があるイベントに対し、
今まで興味がない、興味があってもジョインできない人々を巻き込んでのコミュニケーションが面白いんだろうなあと。

■もちろん、ミュージアム側からみても、作品の写真や参加者やキュレーターのコメントが適宜RTしていくのでプロモーションには絶対なるだろう。

■そうそう、キュレーターという専門家がいること(でも発信者ではない)、1時間半という「パッケージされた」イベントの実況であることがポイントなのではないかと思った。
たぶん展覧会のハッシュタグを作って、それを使って参加者がツイートしていくというのはやられているのではないかと思うが、
 ★時間の共有と、
 ★あるひとつの見方を提供する人が軸を作ってくれること、
 ★でも、受け止め方やどのように伝えるか、写真の取り方などは参加者が自由に行う
というのが、ほどよく散漫さをなくし、ほどよく拡がりを持たせてくれるというか。

■そもそも、美術館の中に始終モバイルで感想や写真をツイッターでつぶやき続ける人たちがいるというのは、それだけで興味深い絵なのだし、
新しい体験の場を作り出しているのだと思う。
いくつかスクリーン・ショットをとったが、みんな下を向いているこの絵とか、面白い

whibi01

↑元ページ

今回ガイドしたキュレーター曰く、
「今まで、参加者が静かになったら次の作品に動くタイミングだと思っていたけど、ツイッターユーザーの場合は動かない。彼等がツイッターに没頭している時間だから!」とのこと(笑)

■が、それが感覚的にいいと思わない人もいっぱいいるだろう。
ツイートの中にも「ツイッターばっかりしてると、(解説みるよりさらに)気が散らない?」と、作品に没頭できないであろうことを指摘している人もいた。
たしかに、その一面はあるだろうし、私もそうかなとも思う。。でも、それはあくまで今現在の感覚であり、いつしかそれが「普通」になることもありえるのが、今までの歴史であり。

・・・ざっと、こんな感じかなあ。
あと、ツイッター以外にも、FlickrやFacebookも使っていくとのことだったけど、
実際に使われたのはほとんどツイッターばかりのよう。
まあ、それだけ使い易いというのがあるんでしょう。

で、日本の美術館やアート・イベント、というか通常のガイド・ツアーでもどんどんやってけばよいと思った。
勘でしかないんだけど、こういうツイートでの興味深い情報発信とか、動画とかも使った配信や見せ方の工夫とか、わりと日本人に向いている気がする。
ま、そもそも撮影がOKじゃないと成り立ちえないんだけど。。
私もこれをサンプルに、どういったやり方だとより効果的で面白いか、事前・事後のWEBでの仕込みを含め、ちょっと考えてみようと思う。
(こういうのは、以前の仕事の延長だから考えやすい!)

以上、初のツイッターツアー参加?の感想でした。

あ、このツアーに実際に参加した人のブログを一個みつけたので、参考までに。
Touring the Whitney with Twitter

※ ※ ※

そうそう、、、ちなみに、
来月、BankARTスクールで、主にソーシャル・メディアとミュージアムについて話すことになりました。
4月5月にこちらでシリーズを持つ先生のピンチ・ヒッターとして1回だけ出ることになったのですが、
今まで曲がりなりにもずっとオンライン・コミュニティのマーケティング、プロモーションを行ってきた経験と、
研究と称していろいろ調査した結果を織り交ぜ、出来る限り誠実にてんこもりに、私の知っていることをお話できればと今から考え中。
このイベントに眠い目をこすりながら参加してみたのも、そのネタ仕込みの一環であったりします。
今、(このブログでは全然かけてないけど)わりと足を突っ込んでいるAR(拡張現実)とミュージアム、に関しても紹介する予定。
(こちらは、担当される先生の方が詳しいのでさわり程度で)

シリーズに関しては、ちゃんとした情報がで次第、こちらでも告知するけど。。
ミュージアムにおける情報デザインやネットを使ったコミュニケーションなどのシリーズになりそうだとか。

というか、私もせっかく事務所を立ち上げたので、
このサイトも、お仕事関係の告知や進行中のプロジェクトをお伝えする公式サイト+ブログにしたいのだけど、
全然手が入れられておらず。。。春休み中にこちらも手をつけんんとなあああ。

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