カテゴリー別アーカイブ:#DIGITAL STRATEGY(15件)

以前、「デジタル・オーディエンス」という概念のことをこのブログで書いたことがある。(2011 年 8 月とだいぶ昔だけど) アート/エンタメにおける「デジタル・オーディエンス」とは 詳しいことはこのブログをご参照ください、、なのだけど、簡単に言うと、 「インターネットの普及により多くの人が日常的にオンラインで活動するようになったので、アート/エンタメ関連機関も(従来の来館者や地域の人のみならず)そういった人たちともコミュニケーションをとっていかないとねー」 というような話。単に地元の対としての遠隔地そしてインターナショナル、というのではなく、「デジタル上で積極...

昨年はなぜかずっと、「デジタルの海にビジュアル(画像と映像)が溢れだしている時代の美術館(と作品)」ということに関心があった。なんで気になるのかよく自分でもまだよくわかってないので、整理がてら改めてそれらにまつわる事例、事象っぽいのを何回かにわけて書いておこうと思う。なんか見えることがあるといいな。 まずは、美術館や文化施設の instagram プロモーションとして注目が集まっている "empty" シリーズ(と、私が勝手に命名しているだけど)の紹介と、なぜこれが少なくとも私にとっては重要なのか、ということを。 一人のフォトグラファーのアイディアで始まった "#em...

※2013 年秋に見たテート・モダンでのプロジェクト覚書の転載。 [2013/10/10 の tumblr より転載] テート・モダンがブルームバーグと共に、9.19 より新しいプロジェクト “Bloomberg Connects" を美術館内で実施している※1。これは、テート・ギャラリー群全体の館長であるニコラス・セロータ曰く「先駆的デジタル解説(pioneering digital interpretation)」とのことだが、まあ、来館者が館内のさまざまなデジタル・ツールを使って、自分の意見を述べたり、作品を作ったり、アーティストに質問できたり… という「来館者がインタラクテ...

ちゃんとしたブログを書くのは 1 年以上ぶりです。「美術館 WEB の game changer(1)」としてアムステルダム国立美術館のことを書いたのは 2013 年の 10 月なんだけど、思い立ってようやくシリーズ第二弾を書きます(笑)。 当時から書きたいと言っていた、Walker Art Center が 2011 年 12 月にロウンチした「革新的な美術館 WEB」について。これに関しては 2 年前、tumblr に少し書いていてまずはそれを転載した後、その時書いていないことをいくつか補足として書き足しました。 それまでの美術館 WEB の概念を大きく変えた W...

11 月 11 日(月)に芸術資源マネジメント研究所講座「アートによる共感づくり―ファンドレイジングを学ぶ―」の第六回にて、「【アートのファンドレイジング2】 今注目されるクラウドファンディング」と題した発表をしました。 今まで何度か資料をアップしたことはありますけど※1、今回は芸術分野にかなり特化でき、しかも "クラウド・ファンディングのテクニック" というのではなくなんとなくいつも言っているようなことを好きに発表させてもらったこともあり、自分の中では久々に新しい資料、という感じです。11 月 3 日の文化経済学会秋の講演会でも同様のテーマで話させていただきましたが、時間がすごく短くて私の...

前回の続き。 アムステルダム国立美術館が 1 年前に立ち上げ、その革新性が大きな評判となった新サイト&新オンライン・アーカイブ "rijksstudio"。彼らがこのサイトをどのような考え方の元に作り、どのような結果を出しているかについて、今月開催された Museum ideas の担当者の講演を元に書いてます。 後編である今回の内容はこんな感じ。 Rijksstudio:自分でテーマを作って自由にコレクション Rijksstudio:「好きな作品画像でポストカード・オーダー」までできる Rijksstudio:モバイルとの連動、API 提供など キャンペー...

今月 3 日にロンドン・ミュージアムで Museum Ideas というカンファレンスに出席した。20 ヶ国から 200 名が集まるという結構大きい国際カンファレンスなのだが、内容は 12 名のミュージアム関係者がそれぞれ、彼らの館で行っているさまざまな "イノベーティブな" 試みやその根幹をなす思想をプレゼンテーションする、というものである。 面白いプレゼンもいくつかあったので、その中から特にデジタル×ミュージアムに関する話題に関して覚書を残しておこうと思う。ので、突然のブログ再開です(笑)。 [caption id="attachment_3542" align="aligncen...

前回「美術館とクラウド・ファンディング」というテーマが出たので、今回はそこから派生して。 アメリカでは、アート関連では断然に個人がプラットフォームを通じてクラウド・ファンディングを利用するケースがまだまだ多いですが、ヨーロッパでは少し事情が違う国もある模様。その目立った例として、今回はルーヴル美術館とフランスを中心とした事例を紹介しつつ、個人利用ともまた違う「パブリックな組織とクラウド・ファンディング」の特徴や、なぜ利用されているかについて触れてみたいと思います。   ※今回、実際にルーヴルの担当者にインタビューを実施した佐々木周作さん(大阪大学超域イノベーション博士課程プログラムでオ...

今週はクラウド・ファンディングの話を書いていこうと思ってましたが、昨日のエントリを書いた時点でいろいろと調べたいことや読みたい本が出てきたので、ブログ書く時間はちょっとそちらに時間を割こうかなと思います。 なので、今週後半このブログのテーマに関わる報告書、まとめ等をいくつかピックアップしてみようかなーと。はい、ちょい手抜きエントリですスミマセン(汗) でも、この分野のこういったレポートはまだ貴重だったりするのと、基本的に1年以内のものをピックアップしますので、得られることは有用かと思いますー。 まずは、流れ的に?アート系組織のオンラインでの資金調達、、ということでイギリスの Art...

どもです。 今週は、デジタル・オーディエンスをキーワードにアート/エンタメ組織とソーシャル・メディアの関り方について、あれこれ書いてます。昨日のエントリで、『「つながる」だけでなく「いかにつながるか」はとても重要になる』と書きましたが、「いかにつながるか」の事例をひとつ紹介したいと思います。 と、その前にひとつ。 資金調達の専門家、ブライアン・ミラー氏はこんなことを言っています。 「人々が関心あることを邪魔するな。人々が関心あること自体になれ」 これって、何年も何十年も前からプロモーションや広告の分野では口をすっぱく言われていることですが、ソーシャル・メディアの世...