カテゴリー別アーカイブ:#BLOG(53件)

すっかり放置してたけど、1/31(月)に無事修士論文を提出し、あとは口頭試問と(合格できれば)発表会を残すのみとなりました。 で、ようやく気持ちが切り替わったので、今度こそブログを復活させるぞーと思っていた矢先(2/1)に発表されたのが Google Art Project(以下、GAP)。第一報を聞いたときの「へー!」という印象もさることながら、その後あっという間に、少なくとも私の周辺では「アートとITといえば」の代名詞のようになりつつある浸透力に驚いた。 こりゃ一応、アート×ITを標榜している本ブログ(と私)で触れないわけにはいかんだろう、ということで、リリース後約2週間の間に...

昨日、11月公開予定のドキュメンタリー『ハーブ&ドロシー』試写を観に行った。雑感をメモ。 夫のハーブは郵便局員、妻のドロシーは図書館司書、二人の楽しみは現代アートを収集すること。 コレクションの基準はふたつ。自分たちの自分たちのお給料だけで買える値段であること。1LDKの小さなアパートに収まるサイズであること。 二人の慎ましい暮らしの中で約30年の歳月をかけてコツコツと集められた2000点以上ものアート作品で1LDKのアパートはいっぱい。 しかも、20世紀のアート史に名を残すミニマルアートやコンセプチュアリズムのアーティストたちの名作ばかり。 やがて、アメリカ国立美術館から寄贈の...

9月に入り、来週に迫った専攻内修論中間発表会の準備でいっぱいいっぱいの日々。 いつも発表会の直前になると、これが終わったらちゃんと計画立てて毎日こつこつやろうと思うのだけど、結局いつも直前に慌てるのよねえ……。が、昨年末から数えると4回目になる発表会も今回が最後(論文合格後に公開でもう一回あるけど)、あとは年末の論文提出までゴーゴーになるので、もうそろそろ気を抜いている暇はなさそーです。 ※ ※ ※ そんな発表会準備の日々の中、読んでいた文献でいいなあと思う文章があったのでさくっとエントリ。 とある専門誌に掲載されていた「解説の意味("The Meaning of Inte...

※どうでもいいけど、タイトル↑のこと。「芸術」とか「アート」とかって、どうにもこうにも、どれもしっくりこない言い方だな。なんか大仰すぎる気がして、いつも、違和感を感じているのだけど、なんかいい言い方ないでしょうか。笑 まず、ちょっと長いけど、1983年にNYのオルタナティブ・スペースP.S.1の当時理事長アラナ・ハイスが、東京で行ったレクチャーでの発言より引用。 地位についてですが、私のインスティテュートにおける地位というのは、もちろん有給のスタッフで、理事長です。ですから、給料も一番多くもらっています。普通の水準からいってもいい給料をもらっています。(中略)そうすると、私たちは自分の...

突然だけど、絵とかダンスとか言葉が伴わないものをみるとき、「自分の心で感じろ」みたいなことを言われたことがないだろうか。そして、「だから、解説なんか読むな」「知識をいれて見るな」って。(それは、小説や映画とかでも一緒かな?) 佐々木健一『タイトルの魔力』では、美術館で作品と対峙した時にとるパターンを「タイトル等が書いてあるプレートをしっかりと読む=教養派」と「タイトルのプレートをわざわざ読まずに作品のみみる=審美派」にわけていたりするのだけど、(で、両方とも同じ前提――"芸術とは教養である"――から生まれている行動であって、差はないのだけど)”タイトル”ではなく、作品に伴う”解説”に対し...

Reach Advisorsというミュージアム等の機関向けコンサルティング・ファームがやっている”Museum Audience Insight”というブログで、面白いエントリがあったのでご紹介 Visitors? Or Audiences? Or Both? ミュージアムの「Visitor」とミュージアムの「Audience」って、同じような意味としてよく考えずに使うけど、このふたつは意味が違うよね……? という内容で、実際にこのエントリ書いている Susie がミュージアムにおける「Visitor」と「Audience」を定義してみて、みんなの意見をきいている。 ...

ブログで告知しようと思ってる前にイベント終了してしまったのだけど、7/31(土)に、8/21公開予定(渋谷・ユーロスペースにて)のドキュメンタリー『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』の\公開前特別上映会&プレ・トークを実施しました。そちらのレポートも書いてなくて、今日書かなくっちゃ、というところなのだけど、とりあえずブログではドキュメンタリーをみて感じたことなど書いときます。(イベント当日は、受付他諸々でトークも映画も見られなかったんだけどね^^;) ※ ※ ※ [caption id="attachment_4027" align="aligncenter" width="8...

昨日、ホイットニー美術館のガイドツアーに参加した。 ・・・といっても、ツイッター上での話。 2010 WHITNEY BIENNIAL ONLINE TWITTER TOUR 今、ホイットニーで開催されているWHITNEY BIENNIALをツイッターでガイドしますよというイベント。 本イベントのパートナーは現地のパブリック・ラジオWNYCで、こちらで一般参加者8名を募集、 彼等がキュレーター他関係者と実際に美術館をまわりながら、その様子を逐一ツイッターをはじめ、Facebook、Flickrなどで発信していく。 それらを通じて、世界中どこにいてもガイドを体験できる、、...

ほんとは追記程度でかこうと思ってたけど、はみ出てしまったので、 前回、前々回の話の余談を2つほど。 上海の話と、2007年度入場者ランキングの1位は違っていた!という話。 <前回エントリ> メディアと美術館の長いながい蜜月~日本独自の鑑賞スタイル<その2> 世界一展覧会に行く国民、日本人!?~日本独自の鑑賞スタイル<その1> アートへの貪欲さを感じさせる上海 さてさて、 堂々めぐりになってしまいそうな話はひとまずおいといて。 前回とりあげたデータを調べていて、面白かったことをいくつか。 ひとつは、「国際都市アート意識調査」における上海のデ...

前回の続き。 前回は、日本で開催される大型展覧会の来場者数は世界トップクラスなのに、美術館全体の来場者数のランキングはぐっと下になり、さらに、来場数・頻度も、世界5都市中最下位・・・というデータをうけ、 日本って、限定された企画展にのみ、ありえないほど人がきて、それ以外は……。という美術鑑賞スタイルなんだなあ、という話をしました。 今回は、じゃ、それってなんでなの?という話。 プラス、書ききれなかった余談を少し。 <前回エントリ> 世界一展覧会に行く国民、日本人!?~日本独自の鑑賞スタイル<その1> ※ ※ ※ なぜ日本でこんなにも企画展が異常...